子供靴、すぐ小さくなったり擦り切れたりで頻繁にダメになりますよね。
元気で遊んでいる証拠とは言いつつも…できるだけ長く履いてもらいたい…
まだ擦り切れて穴が開いたりだったら諦めもつきますが、これで捨てるのはと思うのが「マジックテープが付かなくなること」意外とあるものです。
そんな時のマジックテープの修復方法を試してみた感想や、わが家でやってる修理法をご紹介します。
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意外と多い 子供靴のマジックテープ劣化
子供靴(幼児)のほとんどにマジックテープが使われていると思いますが、これが結構劣化して付かなくなるものです。
中には使い方が雑なのか、履き始めて早々にダメになってしまった物も…。
靴自体はまだまだ使えそうなので捨てるにはもったいない。
どうにかならないものかと思いますよね。
マジックテープは、小さなループがびっしり並んだル-プ面(触ると柔らかい面)と、細かいカギ状になっているフック面(触ると硬い面)の、2つの面を強く押し当てると、カギの部分がループに引っかかりくっつく構造になっているわけですが。
うちの子の場合は、ループ面が伸びきってしまって、くっつかなくなってしまう事が多いです。
マジックテープの修復法…粘着力の復活!!
まず思うのは、マジックテープの粘着力が復活してくれないかということでしょう。
「マジックテープの粘着力が弱くなった時はこの方法で復活!!」なんて、目や耳にしたこともあったので、そんなマジックテープが復活する方法を紹介します。
実際にやってみた感想や注意点も書いておきます。
粘着面のごみ取り
マジックテープの構造上、糸くずなどの小さなゴミが着いていると、粘着力が弱くなってしまうようなので、きれいにしてみると粘着力が復活するらしい。
一度チェックして汚れやゴミが着いているようであれば、試してみる価値ありですね。
よく紹介されている方法は、
- ガムテープやコロコロなどの粘着テープでくっつけて取る
- 歯ブラシやペットブラシなどのブラシでこすって取る
- 毛抜きやピンセットでつまんで取る
こんなところですかね。
検 証わが家でも試してみたのですが、たしかに汚れやゴミが着いているところは復活するにはするのですが、粘着面が伸びきってしまっていたりする所はどうにもなりませんでした。
粘着面の形状が伸びきったりしていない場合などには有効ですね。
それと、どの方法もそうなのですが、特にブラシでこする時は丁寧にやったほうがいいです…よけい着かなくなるかもしれませんので。
形状を復活させる
マジックテープは、ループ面(柔らかい面)の細かいループと、フック面(硬い面)の細かいカギ状のフックが、引っかかってくっつく構造になっています。
この方法は、そんなフックが伸びきってしまった時に使う方法だそうです。
フックはプラスチックですのでアイロンを当てたり、ドライヤーの風を当てたりして、伸びきったフックを熱で縮めて元のフックの形状に戻すというものらしいです。
検 証
うまくいけば復活してくれるとは思うのですが、私は失敗に…アイロンにしろドライヤーにしろ、熱の与え方が難しく使い物にならなくなってしまいました。
かなりコツがいるのではないでしょうか。
どうしても試してみたい場合は、使い物にならなくなってもかまわないという覚悟の元でやった方がいいと思いますよ。
マジックテープ自体を交換!!
粘着面の掃除などでも、どうにもならない時の対処法で、マジックテープ自体を交換するというものです。
ループ面(柔らかい面)、フック面(硬い面)ともに悪くなっている部分を取り外し、新しいマジックテープに取り換えるということですね。
- 悪い部分を取り外す
- 新しいマジックテープそのサイズに切る
- 取り外した部分に縫い付ける
マジックテープなどの材料も100円ショップで揃いますし、お金は掛からないですね。
検 証
取り外しは糸を切りながら焦らずやれば、それほど大変ではありません。
縫い付ける作業は試していないのですが…すみません…靴の方にも縫い付けてあった針の穴もありますので、比較的簡単にできそうですし、見た目もそれなりにできるみたいですよ。
裁縫に慣れの無い人は少し苦労するのかもしれませんが…。
わが家の修理法はコレ!! ゴムひも靴に変身!!
最後に、わが家の修理法を紹介します。
わが家ではこの方法で、今まで子供靴を2~3足はひも靴にして使っています。
ある時、6歳の息子が紐だけの靴がほしいと言ってきたのです。
保育園の友達が履いていたのが良く見えたらしいのですが、かといって簡単にポンポン買う訳にはいきません。
そんな時に履いていた靴のマジックテープの粘着力が弱くなったとのことだったので「ならばひも靴に変えてしまえ」なんて試したのが切っ掛けでした。
ひも靴といっても、まだ結ぶことができなかったので、ゴム製の靴ひもを使っています。
変えて使ってみると「これがなかなか調子がいい!!」 その後もこの方法で修理しています。
では、簡単にその方法を説明しますね。
工程1 マジックテープを取り外す
糸を少しずつ切りながら、マジックテープのループ面をバンドごと取り外していきます。
そして、靴本体についているフック面も取り外し、完了。
ひっぱりながら切って行くとやりやすいですよ。
2~3足やりましたが、糸のみでくっついてるので、糸が切れれば簡単に取り外せます。
今まで無いですが、接着されていたらすみません…。
工程2 紐穴を一つ増やす
いままでバンドで締めていた部分に穴を一つ増やします。
キリのようなもので、他の穴と同じくらいの大きさになるよう、気を付けて開けていきます。
私はドライバーセットに入ってるものを使っています。
最後にキリを軽くあぶって通すと熱で、うまく穴が広がりますよ。
工程3 ゴムひもを通し完了
うちの子はまだ結べませんので、ゴム状の靴ひもを使っています。
今回は100円ショップで購入した「伸びる靴ひも」を使いましたが、他にも「結ばない靴ひも」で検索するとたくさん出てきますよ。
長さはどうしても長くなりますので、通し終わったら余分は切ります。
切った端は、少しライターなどであぶるとほつれづらくなりますよ。
端末の処理ですが、わが家の場合はスポンジなどを ひもの中に入れ、玉を作り抜け防止にしています。
そして、編み上げてきた靴ひもの下を通して
修理完了!!
ほどけづらい結び方もあるので、それで結んでもいいのでしょうが、ずれなければいいので結び目を付けたりでも大丈夫かと思います。
ちなみに、こちらが端部は結び目を付けた様子です。
こちらは、普通に結んでみた様子です。
補 足
今回はダイソーの「伸びる靴ひも」を使ってみましたが、今までは「CATERPYRUN キャタピラン」を使ったこともありました。
ゴム紐にコブが着いているもので、500~1000円ぐらいで購入できると思います。
「そんな古い靴に」なんて、少し高いように感じると思いますが、靴がダメになっても取っておけば次でまた使えますので、こちらもおススメですよ。
やはり、ゴムの伸びや耐久性はいいのかもしれませんね。
私の靴で使っていたものを子供靴に使い、更に2足目にも使ったこともあるのですが、まだまだ伸びることなく使えています。
まとめ
今回は子供のマジックテープが駄目になった時の修復や修理の方法を紹介しました。
慣れるとそんなに時間も掛かりませんし、100円ショップの材料でもできますので、コスト的にも助かります。
使い勝手もいいようで、子供も喜んで履いています。
もし、同じような状態の靴がありましたら試してみてください。
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