かけっこの練習で、少しでも速くなるコツ(幼児向け)を見つける親子の奮闘記!!
ある日、6歳の上の子が、保育園の運動会のかけっこで1位になりたいと。
去年はそんな事言ってなかったのに・・・成長、成長!!
そんな急には早くならないだろうとは思いつつ、子供のやる気は大切にしたい!!
私も小中高と野球に明け暮れていましたので、運動は苦手ではありません…が、なんせ走るのは遅い!! 苦手分野です。
ということで「かけっこですぐに速くなる方法はあるものなのか?」について考えてみました。
調べて、聞いて、息子と試した結果、6歳の息子(幼児)に合ったコツを見つけました。
かけっこが速くなる走り方を調べてみる!!
まずは、調べてみる。
調べてみると「走り方のコツ」や「教えるコツ」など結構あるもので、そんな中でよく取り上げられていたポイントがありましたので簡単に。
- 背筋を伸ばして、顔を上げて胸を張る
- あごは上げずに、おでこを出しながら少し倒れるイメージ
- 頭からつま先まで1本の芯が通ったまっすぐな姿勢
背中が丸まったり、背中が曲がっていると地面を蹴る時に全身の力が伝わらず、蹴る力が弱まってしまい遅くなってしまうようです。芯の通ったまっすぐな姿勢で、全身の力を地面に無駄なく伝えることがポイントだそうです。
- ひじのところで直角にして腕をふるとよい
- 上半身は動かさず、脇を締めて腕をしっかり振る
- 速く振ろうとしすぎると無駄に力が入り、肩を振ってしまう
腕振りの力を足にうまく伝えることが大切で、腕が速く動けば足も速く動く、そしてスピードが増していくとのこと。
- ももを高く上げ、足をしっかり前へ踏み出す
- ブレーキをかけてしまうことになるので、かかとで着地しない
- 足は後ろに蹴り上げるのではなく、下に踏み下ろすイメージ
地面に効率よく力を伝えられるかが大切で、「走る速さ=一歩の長さ×足の回転数」となるそうなので、回転数を上げることも重要になってくるようです。
ということで、簡単に書き出してみましたが、ようするに正しい姿勢でブレーキの掛からないよう着地し全身の力を地面にロスなく伝え、腕をしっかり早く振り、ももを高く上げ、足の回転数を上げることでスピードが生まれる。
私の解釈ですが…そんな感じですかね。
とにかく、頭ではなんとなくイメージは付きました。
かけっこの練習!! 実践してみて解ったこと…
イメージが付いた所で早速、実践。
「よし!!」なんて気合いを入れて子供と練習してみました。
頭に入れた知識と息子の走りをみて、アレやコレや、どうだこうだ・・・・・言ってはみましたが、教え方がヘタなのかうまく伝わらない…。
例えば、うちの子は一生懸命走れば走るほど首が曲がって上を向いてしまう癖があるようで、そこを治そうと色々試してみても子供の言うことは、
「だって、こうなっちゃうんだよ!!」
話は聞いてるし、理解もしている様子なのですが…。

・・・・・・うまくいかない・・・
気を付けながらゆっくり走ったりするとできるのですが、いざ全力で走ってみると戻っちゃうんですよね…。
なぜだ?
もう少し調べてみると、成長によって違いはあるようですが、9歳ぐらいまでは自分の体の制限が難しい時期があるようで、要は頭でわかっていても、うまく体で表現できない時もあるらしい。
そう考えると…子供の様子…納得!!
6歳の息子には、すぐに感覚をつかむのは無理だったのかな…。
まあ、もう少し長い時間をかけて繰り返して練習すれば、この頃の子供でも感覚もつかめていくとは思うのですが、すぐに効果がというのは、なかなか難しいようです。
練習をしていて、一つすぐに効果の出そうだったものがありました。
それはスタートの練習、いわゆる「よーーい ドン!!」の練習でした。
「よーーい」で足を引いてスタートの姿勢を取って、徐々に体を前に傾けていき、倒れそうになる力を使って「ドン!!」で素早く一歩目を出す。
これは止まった状態でやることだったからなのか、子供もすぐに理解できたようで頑張っていました。
CHECK
走り方を治そうとしても、すぐには無理そう…長い時間をかけての練習が必要そうです。
そんな中でも「スタートの練習」はすぐに効果が出そうでした。
知り合いの陸上選手に聞いた「かけっこのコツ」
「なにか、いい方法ないのかな…」なんて考えていたある日、ふとした縁で陸上の短距離をずっとやってきた人と話す機会がありました。
ここぞとばかりにアドバイスを乞うことに。
その人は子供に陸上を教えることもあるそうで、やはり幼児の頃は細かい走り方を気にするよりも、まずは楽しく走ること、体を動かすことに重点を置いているそうです。
アドバイスをするなら「笑って走れ」だそうです。

おー なるほど…コレだ!!
まだ体でうまく表現できない時期に、頭がどうだとか、腕をこうに…足はこうに…なんて言っても、すぐに感覚をつかむのは難しく、言われた通りにしようと頑張れば頑張るほど、無駄に力が入るだけ。
「笑って走る」そうすれば変なところに力が入らず、ガチガチで走るよりも、きっと早く走れるはずとのことでした。
それと「できるまで教えようと無理矢理やらせて、もし運動が嫌いになったり苦手意識を持ってしまったら残念」とも言っていました。
とても良いアドバイスが聞けました、この方には感謝、感謝です。
CHECK
いらない力を抜くための脱力、その為の「笑って走ってリラックス」これならすぐに効果が期待できそうです。ガチガチで走っている子供は多いですものね!!
ちなみに、笑顔と同様に無駄な力が入らないよう、フッと息を吐いたり、軽く口を開けながらプレー(オープンマウスと)する選手も多いようです。
第一線で活躍している選手では、陸上のウサインボルト選手、ゴルフのタイガーウッズ選手、野球のイチロー選手などがそうらしいです。
笑顔がピンとこない子供には、フッと息を吐いたり、軽く口を開けながら走るなんてのもいいのかもしれません。
ただ、この頃の子供はよく転びますよね…転んだ時を考えると少し心配にもなります。
あくまで目的は脱力ですので、歯を食いしばらないぐらいに少し開けるくらいの方が安心ですね。
かけっこ教室を体験してみた!!
ある日、家族で近くの広い公園に遊びに行ったのですが、その日はたまたま色々なブースが出ているイベントがやっていました。
「おー、いい日に来たね」なんて遊んでいると息子がアレやりたいと。
そのブースでは、近くで子供向けの運動教室をしている方が主催で、かけっこ教室の体験がやできると、ちょうどいい機会だし早速参加させてみました。
各年代でグループに分かれ、追いかけっこや競争、楽しく体を動かしながら、要所でスタートの姿勢や走り方を教えてもらえて、みんな笑顔で楽しそう、さすが専門家です。
体験だけだったので数時間だけでしたが、見ていて楽しそうなのが一番の印象でした。
そして、色々な工夫で自然といい走り方が体で覚えられるよう考えられているなと感じました。
先生に直接話が聞けなかったのは残念でしたが、楽しそうに汗だくになった息子を見ながら…

すぐに速くなるには、やっぱり「笑顔とスタート」だな!!
なんて勝手に考え、勝手に答えを出しました。
まぁ私の勝手な考えはさておき、やはりこの時期の子供には楽しく体を動かすことが大事なんだと改めて実感しました。
今回は体験のみで実際に教室に申し込んだりしませんでしたが、もう少し大きくなって子供のやる気があるなら通わせてもいいなと思いました。
CHECKやはり楽しく体を動かすは大事。子供がイヤイヤやっても良いことはありません。
まとめ
以上、運動会へ向けての親子の奮闘記でした。
子供とのかけっこの練習の中で見つけた、すぐに使えるコツ(幼児向き)は…。
一つ目が
「先生の声をよく聞いてスタートダッシュ!!」
二つ目が
「笑顔で走って、無駄な力を抜いてリラックス!!」
今回は「すぐに」という点に重点を置いて考えてきましたが、陸上選手の人の話やかけっこ教室を体験してみて、この幼児の頃には、楽しく体を動かすことがとても大事なんだと感じました。
うちの子は体を動かすことが大好きですので、引き続き中年の体に鞭打って、一緒に汗をかいていきたいですね。
また、もう少し大きくなったら、かけっこ教室や専門の方に教えてもらうのもいいなぁ…なんて思いました。
ちなみに、その後に行われた運動会では・・・見事1位を取ることができました。
練習の成果・・・ですかね・・・。
もちろん1位だったこともそうでしたが、なにより子供が満足そうな笑顔だったことが嬉しかったです。

頑張った時の子供の笑顔、最高ですね!!
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